国の教育ローンを利用しなかった、もしくは利用できなかった、という時に、ろうきん教育ローンと並んで人気が高いのが、JAバンクの教育ローンです。JAと言えば「農業協同組合」のことなので、組合員でないと利用できない、と思われがちですが、実は出資していない一般の家庭でも教育ローンを利用することができます。今日はメリットの豊富なJA教育ローンについて解説します。
- 【基本】JAバンクとは?
- JA教育ローンは証書貸付型(一般型)と極度型(カードローンタイプ)があり
- JAバンク教育ローンはインターネット申し込みが可能
- JAネットローン教育ローンの申し込みの流れ
- 提携ATMが多数!JAバンクATMなら土日祝日も無料で利用可能
- JA教育ローンの概要
- JA教育ローンのメリット
- JA教育ローンのデメリット
- まとめ
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【基本】JAバンクとは?
JAバンクとは、JAバンク会員※で構成されるグループの名称で、展開されている店舗数は民間最大級。農協などの組織がベースになっているので、全国津々浦々まで店舗展開されているのが特徴です。
※JAバンク会員とは
・JA=農業協同組合
・信連=JA系の信用事業を行う連合会組織
・農林中央金庫=農業協同組合(JA)、漁業協同組合(JF)、森林組合(森組)などが出資している金融機関
これら3つの組織で構成されています。
JAバンクは普通預金や定期預金など預金・貯金や国債、投資信託なども扱っていて、いわゆる銀行と同様に業務を行っている金融機関です(個別の株式や債券、外貨預金は扱っていません)。特定口座も開設できますので、資産運用のお手伝いもしてもらえますね。
JAバンク教育ローンは誰でも利用可能!口座がなくても申し込みできます
JAバンク、というからには、農協に出資している組合員個人でないと利用できない、と思われている節もありますが、組合員でない一般家庭でも教育ローンを利用することは可能です。もちろん組合員や、出資して準組合員になって利用することもできます。
またJA教育ローンは、JAバンクの口座を持っていなくても申し込み可能。ただし、申し込みと一緒に口座開設は必要です。
農家の家庭でなくても利用できます
つまり、農業を営んでいる家庭以外でも、最大級の店舗数を生かし、全国の人が広く利用できるのがJAバンクの最大のメリットです。
JA教育ローンは証書貸付型(一般型)と極度型(カードローンタイプ)があり
JA教育ローンには貸し付け方法で2種類のタイプがあります。
一括で借りる「一般型」
入学金や入学準備に必要なお金(受験費用やひとり暮らしをする準備金、教材費など)をまとめて借り入れたい場合は、一般型がおすすめです。まとまった金額を一括で借入れます。
限度額内でカードで繰り返し借りられる「極度型」
極度型とはいわゆるカードローン型のことです。申し込み後、極度額(最大限利用できる金額=限度額)が決定し、その金額を上限として、カードを使って必要な時に必要な分だけ借り入れできる仕組みになっています。
その都度必要な分だけ借りられるので利便性がよく、利息の節約になります。ただし基本的な金利は、通常は「一般型」よりかなり高く設定されています。
JAバンク教育ローンはインターネット申し込みが可能
JAバンク教育ローンはインターネットから申し込みできます。
「JAネットローン教育ローン」とは?
JAがインターネットを通じて展開している各種ローンを「JAネットローン」と呼んでいます。住宅ローンやマイカーローンなどがありますが、教育ローンもインターネット申し込みに対応しており、「JAネットローン教育ローン」と呼ばれます。
JAバンクホームページにいくと、「JAネットローン教育ローン」の金利を検索するボタンがあります。そこをクリックすると、居住地を担当している店舗や教育ローンの条件が検索できます。
⇒インターネット申し込みができるJAネットローン教育ローンの居住地の取扱い店舗と、扱い商品の内容・金利検索はこちらから
検索画面の冒頭に「一般型」「極度型」の選択ボタンがありますので、希望するタイプに合わせてお調べください。
タイプを選択して、居住地の都道府県ボタンが活性化しない場合(色がつかない場合)は、残念ながら選択したタイプの教育ローンを、インターネット経由で申し込むことができません。
ただし、「取扱いしていない」わけではありません。店舗窓口で申し込めば利用可能です。店舗で申し込む場合は各店舗に問い合わせしてください。最寄りの店舗はこちらで検索可能です。
【メモ】「JA教育ローン」で検索すると、あちこちのJAのサイトが表示されて、自分がどこの情報を参考にすればわからなくなります。そのような場合もまずは自分の居住地のJAを調べましょう。JAには営業区域がありますので、自分の居住地域以外の情報を読み込んでも、参考になりません。
JA教育ローンは店舗ごとに金利・条件が変わる
JAバンク教育ローンを利用の際に注意したいことは、インターネット申し込み・店舗申し込みいずれにしても、店舗ごとに利率や優遇内容、商品の詳細条件が異なる、という点です。ネットローンの方はホームページで内容を検索して調べることが可能ですが、店頭受付の場合は
金利などのご融資条件は、各JAによって異なりますので、本サイトには表示しておりません。
詳しくはお近くのJAまでお問い合わせください。
と明記されています。利用を検討される場合は、まず担当JAの教育ローンの内容をしっかり確認し、適用金利を調べるようにしましょう。
JAネットローン教育ローンの申し込みの流れ
JA教育ローンをインターネット申し込みをする際の流れを見ていきましょう。
1.ホームページの金利検索ボタンから、居住地の郵便番号を入力して取扱いJAを確認してください
⇒インターネット申し込みができるJAネットローン教育ローンの居住地の取扱い店舗と、扱い商品の内容・金利検索はこちらから
最寄りのJAを選択して、教育ローンの金利や内容を確認します。
2.ログインページから仮申し込み画面へ
提示された条件で申し込みたいなら、ログインページにすすみ、申込画面に進みましょう。必要な項目を入力して、送信します。これで仮申し込みが行えました。
3.自宅か勤務先に内容確認の電話⇒仮審査通過
申し込み内容をJA側がチェックし、内容確認の電話がかかってきます。その後仮審査の通過の可否の連絡があります。
4.取扱い店舗窓口で正式な手続きを行います
仮審査に通過したら、正式な契約となります。本契約は居住地域の取扱い店の店舗窓口に出向き、行います(インターネット上での契約完結はできません)。
提携ATMが多数!JAバンクATMなら土日祝日も無料で利用可能
JAバンクは提携ATMが多数あります。無料で利用できるATMもたくさんありますので、入出金の利便性も良くなっていますね!教育ローンの融資分を引き出したり、返済分を口座に入金(預入)したりするのも便利になっています。
▼JAバンク:提携ATM
金融機関 |
取引内容 |
利用手数料 |
||
平日8:45~ 18:00 |
土曜9:00~14:00 |
左以外(日曜・祝日含) |
||
JAバンク |
入出金 |
無料 |
無料 |
無料 |
セブン銀行 |
入出金 |
無料 |
無料 |
108円 |
イーネット |
入出金 |
無料 |
無料 |
108円 |
ローソン |
入出金 |
無料 |
無料 |
108円 |
JFマリンバンク |
出金 |
無料 |
無料 |
無料 |
三菱東京UFJ銀行 |
出金 |
無料 |
108円 |
108円 |
その他 |
出金 |
108円 |
216円 |
216円 |
JA教育ローンの概要
▼JA教育ローン:概要
使いみち |
・子の入学金、学費、下宿代などひろく教育に関わる資金 ・2か月前までさかのぼって適応可能 ・資金使途が明確なものに限ります |
申し込みできる人 |
・20歳以上71歳未満 ・前年税込年収が200万円以上 ・勤続年数1年以上 ・子が国の教育ローンの対象校に準じた教育施設に就学または就学予定 |
融資額 |
10万円以上1000万円まで |
融資期間 |
据置期間を含め最長15年※ ※在学期間+9年までOK |
融資方法 |
一般型:一括融資 極度型:限度額内で都度融資 |
担保 |
不要 |
保証人 |
不要(JA所定の保証機関を利用) |
保証料 |
金利に含まれます |
金利 |
固定金利・変動金利あり 店舗ごとに異なるため要確認 |
JA教育ローンのメリット
・店舗数が民間金融機関の最大級
・一般の利用もOK
・JAネットローンで申し込む場合は金利・条件がすぐ検索できる
・条件を満たせばかなりの低金利になる場合も!
・無料で使える提携ATMが多い
JA教育ローンのデメリット
・JAネットローンの取り扱い地域に制限がある
・JAネットローンの極度型(カードローン型)の取り扱い地域が少ない
・JAネットローンで申し込んだ場合でも、最終的な契約手続きは取扱いのJA窓口で行わないといけない
・店頭で申し込む場合の金利や貸付条件がホームページで公開されていない
まとめ
全国に展開しているJA教育ローンは、農業を営んでいる家庭はもちろんのこと、一般の家庭も広く利用できることがわかりました。金利などは地域・店舗ごとに異なりますが、基本の利用条件をみる限りでは、利用しやすそうな教育ローンと考えられます。ネット申し込みでは郵便番号で担当JA窓口や金利などの条件がすぐにわかりますので、試しに一度調べてみてもいいですね!
ちなみに、教育ローンをきっかけに、JAのサービスをがっつり利用したい、という場合は、キャッシュカード付きクレジットカード「JAカード」を申し込むのも良いかもしれません。ロードサービス付きのカードもあります。JA直売所での5%割引やJA-SSでのガソリン値引きなどもあります。
以上、JA教育ローンについて解説!低金利、口座なしでも申し込みOK、カードローン型もあり、という内容でした。
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参考リンク: