ヤマハ音楽振興会(本部・東京都目黒区)から、2020年度「ヤマハ音楽支援制度」応募の受付けを9月から順次開始するという発表がありました。
ヤマハ音楽振興会では以前から、将来音楽家を目指す学生を対象に支援をしていましたが、それだけでなく、音楽そのものを研究する活動を支える制度もあります。
このふたつの活動の支援制度の設立から約20年がたち、2020年度からは支援金が増額されるなど、支援内容がさらに充実されることになりました。
ヤマハ音楽振興会ニュースリリース
https://www.yamaha-mf.or.jp/pr-release/2019/2019-3.html
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支援制度の設立について
一般財団法人ヤマハ音楽振興会は、音楽文化の向上と活性化に貢献することを、おもな事業のひとつとして掲げています。1988年に音楽を学ぶ学生を対象に奨学金の制度を創るなど、以前から音楽家の卵を育てる活動をおこなってきました。そして1999年に、より幅広く様々な分野の人々に支援を広げるために「ヤマハ音楽支援制度」を設立しました。
設立のねらい
「秀でた音楽の才能を育てる」「音または音楽にかかわる様々な科学領域の学術を育てる」「音楽活動を通して地域社会への貢献を目指す」ことを目的とし、優秀で意欲のある学生・音楽家・研究者などが、支援を通して活動の充実に役立てることを趣旨としています。
音楽支援事業の種類
支援事業には、「研究活動支援」と「音楽奨学支援」のふたつの部門があります。
「研究活動支援」は音楽を教育学的視点または科学的視点から考察する研究を支援します。
「音楽奨学支援」は音楽界の第一線で活躍が期待できる若者を支援します。
このふたつの支援を通して、音楽文化が一層発展することに貢献します。
支援その①「研究活動支援」の募集
音楽そのものを色々な視点からアプローチする研究を支援します。
支援の対象
2020年4月~2021年3月の間におこなわれる研究活動が対象です。
審査のポイントとしては、
・研究の結果や成果が具体的にイメージできる内容
・社会に広く還元できる内容
・個性的で、かつ創造性に富んだ内容
・論文投稿や学会発表を目標とする内容
であることが挙げられています。
音楽を科学的視点で考察する研究には、医学系や工学系の研究も含まれます。音楽と一言でいっても色々な切り口が可能で、学問としていくらでも奥深く取り組めそうです。ちなみに2019年度に選ばれた研究は、「音楽演奏と演奏習慣が脳血流量に与える影響」というテーマでした。
応募の条件
・研究に使用する言語は、日本語または英語に限られます。
・学歴や国籍は不問ですが、日本に居住している人が対象です。
・他の団体から助成を受けている研究は対象外です。
支援金額
1件につき100万円が上限で、返済不要です。金額は申請に基づき審議・決定します。
支援する件数
1~2件程度の個人またはグループ
応募書類
・履歴書、研究活動支援申請書
・研究活動計画書
応募の受付期間
2019年9月26日(木)11:00~10月17日(木)17:00
応募にはWebでエントリーをします。時間厳守です!
選考の流れ
2019年11月下旬 1次選考(書類審査)結果通知
↓
2019年12月9日(月) 2次選考(面接:ヤマハ音楽振興会本部)
↓
2020年1月上旬 採否通知
↓
2020年4月下旬 認定証授与式
応募される方は、2020年度「研究活動支援」応募のてびきをご覧ください。
https://www.yamaha-mf.or.jp/shien/kenkyu/pdf/subject03_04.pdf
支援その②「音楽奨学支援」の募集について
優れた音楽の能力を持ち、将来、音楽界で活躍ができる学生を支援します。2019年度までは支援金額が月額10万円(最長3年間)だったようですが、今回から増額されました。
支援の内容
月額20万円(返済不要)で、最長2年間支援されます。2年目の継続を希望する場合、映像を含む審査があります。
それ以外にも、ヤマハ株式会社の協力のもと、個々の状況により、演奏の機会、レッスン聴講や受講の機会が提供されるようです。
支援の人数
8~10名ほどの新規採用を予定
応募の条件
以下の要件をすべて満たす方
①13歳以上25歳以下の音楽を学習している人(2020年4月1日の時点)
②日本国籍を持ち、国内外の教育機関で音楽を学ぶ人。または、外国籍で、日本の教育機関で音楽を学ぶ人
③専攻する楽器や音楽のジャンルは不問
④国内外の教育機関での履修・留学・コンクール参加など、明確な目標を持っている人
⑤他の音楽関連の奨学金との併用は、給付・貸与とも不可。ただし、音楽関係以外の奨学金(貸与)との併用は可
⑥過去にヤマハの支援制度(音楽奨学・留学奨学)の対象になった人は不可
応募書類
・音楽奨学生願書
・音楽力判定資料(演奏映像)
・指導者の推薦状
応募の受付期間
応募は、Webエントリーでの受付だけでなく、郵送でもできます。
・Webエントリー
2019年11月18日(月)11:00~12月11日(水)17:00時間厳守です!
・郵送
2019年11月19日(火)~12月11日(水)必着です!
選考の流れ
2020年2月中旬 1次選考(書類・映像審査)結果通知
↓
2020年3月12日(木) 2次選考(実技・面接:ヤマハ音楽振興会本部)
↓
2020年3月下旬 採否通知
↓
2020年4月下旬 認定証授与式
応募される方は、2020年度「音楽奨学支援」応募のてびきをご覧ください。
https://www.yamaha-mf.or.jp/shien/shogaku/pdf/subject01_02.pdf
まとめ
プロの音楽家を目指すとなると、実際問題、多額の費用がかかります。子どもの習い事程度なら月謝はそれほど高くはありませんが、いい楽器を購入したりメンテナンスに出したり、有名な先生に指導を受けるために遠くまで通う人もいて、お金はいくらでも必要です。返済不要の奨学金はありがたいものです。
また、「音」や「音楽」そのものを研究するだけでなく、音楽が人間に与える役割を明らかにすることで、音楽がもたらす新しい可能性が追求されるかもしれません。ヤマハ音楽振興会のこれからの活動に注目です。
以上、ヤマハ音楽支援制度が音楽を志す人をサポート!「研究活動支援」と「音楽奨学支援」2020年度募集、という内容でした。
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