「国の教育ローン、審査の電話はかかってくる?」
《このページでわかること》 ☑ 国の教育ローンも「審査」は不可欠、でも「在籍確認電話」はなし! ☑ 国の教育ローンの審査期間は?慌てず利用するコツ ☑ 審査結果が待たされるシーズンは? ☑ 国の教育ローンと奨学金を併用するメリット ☑ 万一の審査落ちには「銀行カードローン」を準備 |
自分の子供を大学や専門学校に進学させる時に、学費ってこんなに高かった!?と驚いた人は少なくないでしょう。
実は国立大学や私立大学の学費は、今、進学する子どもたちが生まれたころより3割増、親世代の学費と比較すると2倍以上という高騰ぶりです。教育費はここ2~30年くらいで急騰しており、気のせいではなく、実際に必要なお金が増えているのです。
自己資金で払いきれない場合、頼みの綱は教育ローン。低金利の国の教育ローンで入学金を用意する場合、融資までにどのくらい時間がかかるのか、気になります。
ここでは国の教育ローンを利用するときの審査時間や、審査の際に電話連絡(在籍確認)があるかどうか、など審査に関係した情報をお伝えします。
国の教育ローン 審査期間と電話 目次
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国の教育ローンの審査内容は?
「あの頃は知らなかった…将来こんなに教育費がかかるなんて…」
子供が生まれてすぐに、学資保険や積立で大学進学に準備している家庭も少なくないですが、20年前の約3割増しになっていると言われる現在の教育費。いざ受験、という段階になって「おかしいな、全然足りない!」と慌てる家庭が急増しています。
そんなとき頼りになるのが、国の教育ローンです。
国の教育ローンとは?
国の教育ローンとは、政府系金融機関の株式会社日本政策金融公庫が扱っている、教育一般貸付という融資制度のこと。国が100%出資している公的金融機関の教育ローン(公的融資)なので、国の教育ローンという名称で通っています(公庫のHPでも「国の教育ローン」と表示)。
融資限度額(利用限度額)は子供一人当たり350万円(留学費用の場合は450万円)。子供が複数いる場合は、それぞれの子のために、350万円ずつ融資可能です。
2024年11月現在、金利は固定で2.35%。これは間違いなく低水準です。また母子家庭(父子家庭)や低所得家庭には、金利などの優遇処置があります。
奨学金は学生本人への貸与(貸付)になりますが、国の教育ローンは基本的に保護者が借りるローンです(成人しているなどの条件で、進学者本人が申込人として借り入れできる場合もあります)。
国の教育ローン、何に使える?
利用使途(使いみち)は、入学料や授業料・学校納付金はもちろん、学生の生活費などにも使え、教育に関わる様々な費用につかうことができます。
日本公庫のローンは多くの人に使いやすくなっていますが、教育貸付申込には世帯所得制限(上限)があります。世帯所得制限は、家庭で扶養している子供の数ごとに上限額が決められています。
また利用には連帯保証人が必要ですが、保証基金の保証(機関保証)を利用して申し込むことが可能です。保証料は返済期間などから計算され、保証金は融資金額から一括で差し引かれます(つまり、機関保証利用の場合は、申し込んだ金額より少ない振込額になるため、申し込み額を少し多めにしておきましょう)。
審査内容は他のローンと同じ
国の教育ローンにも当然審査はあります。住宅ローンやカードローンなどと同様の内容で行われます。「国のローン」「公的機関のローン」と言うと特別な感じがしますが、審査内容や方法は一般の民間ローンと同じです。
職業や年収・収入といった基本情報と、他に借りているローンの内容や、延滞など金融事故の有無について、個人信用情報を照会して審査されます。
電話連絡は携帯に本人確認のみ
一般的にローン審査と言えば、職場などへの電話連絡がセットです。これ、苦手な人も多いそうですが、実は国の教育ローンでは、いわゆる在籍確認はありません。
「在籍確認」と呼ばれる電話連絡は、申込書に記載した勤務先で本当に勤務実態があるかどうか確認するために、勤務先にかかってきます。しかし、国の教育ローンでは、本人確認の電話を申込人の携帯電話や自宅に掛けるのみで、勤務先に在籍確認の電話をすることはない、とのことです。
気になる審査結果は郵送で!
気になる審査の可否ですが、申し込み後に郵送されてくる書類で通知されます。審査の混み具合によって、数日後に届く場合もあれば、1か月程度かかることもあるようです。審査書類などで不備があれば、公庫から電話がありますので、指示に従いましょう。
国の教育ローンの審査結果、どのくらいかかる?
国の教育ローンは、申し込み手続きが完了すると審査に入ります。特に審査で問題がなく、スムーズに進んだ場合は、10日前後で審査結果が郵送されます。
その際に送られてくる契約書類や提出書類を返送し、手続きがすべて完了してから、10日程度で融資が実行されます。つまり、申込をしてから入金まで、最短でも約20日ほどかかります(公庫ホームページでもそのように案内されています)。
審査結果が出るのは約10日。だけど…
しかし、注意が必要なのは申込みが急増する受験シーズンです。
私立大学の入試が始まる秋以降は、入学費用の準備に利用者が多く、国の教育ローンに申し込みが殺到するため、審査がかなり混み合います。年内10月以降は私大や専門学校が決まり始めますし、特に年明けの各校受験の本番シーズンの頃には、申込者が急増します。
審査は10日前後と案内されていますが、これはあくまでも通常時の目安です。混み具合によってはさらに日にちが掛かることが予想されます。
融資までサクサクと進むためのコツとは?
国の教育ローンの融資金を入学金の支払いに使おうと思っていたのに、審査がなかなか進まない…入金が間に合わないかも…!!そう考えただけで不安になってしまいます。
そんな事態を避けるための大切なポイントはずばりコレです!
★早めに申し込んで審査まで通しておく!受験の2~3か月前でもOK! ★申込金額は少し多めに! |
具体的に解説しましょう。
国の教育ローンは1年中、いつでも申し込みが可能
国の教育ローンは申込期間は特に設定されておらず、いつでも申し込みできるので、本格的に混雑する前に早めに申し込み、審査だけ通しておくのがコツです。
公庫でも受験の2~3か月前の申し込みを勧めています。例えば年内に進学先が決まりそうな場合は、秋口には申し込んで審査を通しておくのが良いでしょう。
審査通過したら必要な契約書類を準備しておきます。進学先が決定したら、合格書類と合わせて提出し、融資の手続きをします(在学者・大学入学後の融資申込みの場合は、合格証明は不要です)。
早めの申込みを不安に思う人もいますが、融資の必要がなくなった場合や、最悪不合格だった場合はキャンセル可能です。
また志望校・進学先が変わった場合でも大丈夫。進学する学校が国の教育ローンの融資対象校の場合は、再審査を受けずにそのまま利用可能です。
利用時に不安があれば、公庫事務所に電話で質問してください。担当者がケースごとに具体的に教えてくれます。
申込金額はやや多めに書く!
国の教育ローンは、申し込みごとに1件のローンとして審査されます。したがって、限度額内で出し入れ自由なカードローンのように「もうちょっと借り増ししたいな」と思っても、なかなか簡単にはできません。
したがって申し込み時の希望融資額は「向こう1年間に使う予定の額+α」で記入するのがコツです。入学金などの支払いが終わってもしお金が余ったら、その時点で繰上返済しましょう。利息も節約できます。
▼国の教育ローンの上手な申込み、審査についてより詳しくはこちら
国の教育ローン、審査落ちしたら?どんな対策がある?
「国の教育ローンがあれば、入学金もどうにか支払える」と思っていたのに、予想外に審査落ちしてしまったら…。本当に途方に暮れてしまいます。
だれでも使いやすい国のローンと言えども、審査がある以上、審査落ちの可能性はゼロではありません。急な審査落ちであわてないためにも、国の教育ローン以外の手段を考えておくこともおすすめします。
奨学金と一緒に申し込むのが有効な理由
国の教育ローンの利用を考えている場合、日本学生支援機構(旧:育英会)の奨学金制度も平行して申し込むことで、入学時に一時金を利用できる可能性があります。
これは特別増額貸与奨学金という制度で、国の教育ローンに申し込んで審査落ちした人だけが使える制度です。利用の際には申し込み書類や融資不可の通知書など審査落ちを証明する書類の提出が必要です。入学後、初回の貸与時(5月~6月)に10万円~50万円の範囲で(10万円単位)特別増額貸与が受けられます。
ただし、5~6月の貸与になるため、入学前の支払いには間に合いません。したがって、入学資金・入学料は他の借りやすいローンで支払っておき、金利の低い増額貸与分が出た時点で、一括または一部返済に使うのがおすすめです。
奨学金は高校3年時の6月頃に、高校を通じて予約採用の申込みをするのがスタンダードです。しかし、貸与枠があれば入学後でも採用される可能性があります。
入学後にも各大学や専門学校などで説明会が行われます。申し込んでいない場合や、申し込んだけど不採用になった場合でも、申込みのチャンスはあります。国のローンに落ちるなどで奨学金を使いたい場合は、学生課などに問い合わせてみましょう。
審査落ちに備えて、教育ローンに使えるカードローンを探しておく
国の教育ローンの審査落ちや、奨学金、その他の教育ローンが入金されるまでのつなぎ資金のために、カードローンがあると役立ちます。いわゆる教育ローンと比較すると審査に通りやすく、貸し付けまでの時間も短いため、万一の際にも心強いです。
安心して利用できる銀行カードローンは、近年審査に通りやすくなっており、融資までの時間も大幅に短縮しています。ただし、2018年以降は少々注意すべき点もあります。以前は即日融資可能だった銀行カードローンもありました。しかし2018年より銀行の個人向けローンの審査方法が変わり、どの銀行カードローンでも即日融資ができなくなっています。
銀行カードローンの融資までの時間は、一番早いところでも申込日の翌営業日となり、10日~2週間など大幅に融資時間が伸びている銀行カードローンもあります。利用の際は審査・融資にかかる時間・金利などを調べてから、自分の状況に合ったところを選んでください。
「受験校が変わり、必要なお金が急に増えた!」「どうしても今日中に入学金を支払わないといけない!」などの事情で、かならず今日中にお金が必要な場合は、現在即日融資が可能なのは消費者金融(貸金業者)しかありません。
消費者金融は金利が高いですが、初めての利用者には30日間無利息期間などのサービスがあります。特にレイクは唯一、初めての利用でWebから申し込むと、契約日の翌日から60日間無利息で利用可能です。また、5万円まで180日間無利息サービスもあり、オトクになる方を選んで利用できます。特に10万円以下の借入を、60日以内に完済できない場合は、圧倒的に180日間無利息が利息の節約になります。
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銀行カードローンの場合は、消費者金融よりは低金利ですが、奨学金や国の教育ローンと比較すると、やはり金利は高めなので注意は必要です。
その他、まれに地方銀行などで、カードローンタイプの教育ローンを扱っているところがあります(熊本銀行や常陽銀行など)。全国対応ではろうきん(労働金庫)や農協(農業協同組合)にもカード型があります。身近なところに使いやすい教育ローンがないか探してみるのも良いですね。いずれにしても、返済額などシュミレーションして、計画的に使うようにしてください。
以上、「国の教育ローン、審査の期間と結果連絡:在籍確認の電話はある?」という内容でした。
情報:教育費でやりくりが大変な時に使えるカードローン
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参考リンク:
▼国の教育ローンの審査の解説と、教育費対策についてまとめています