コツコツ貯めたお金を地元の子どもの教育資金に使ってもらいたい、と多額の基金を提供した人がいます。アメリカのオハイオ州で大工として働いた男性が、貯めたお金を奨学金として活用できるように友人に託しました。彼亡き後、多くの若者が大学に進学することができたというニュースは、アメリカCNN (7月19日付電子版)で報道され、注目されているようです。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/259190
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大工一筋だった男性の遺志
その人は、オハイオ州デモインで暮らしていたデール・シュローダーという男性です。
いきさつ
デールさんは、オハイオ州デモインで生まれ育ちました。地元の会社で67年間大工として勤め、ほとんど無駄遣いせず、つましい暮らしぶりだったようです。生涯独身で、家族も持ちませんでした。
彼は貧しい家庭の出身だったので大学へは行けなかった過去があるそうです。それで、真面目に働いて貯めたお金を、地元の似たような境遇の子どもに使ってもらいたいと思い、友人に相談しました。
基金設立へ
相談を受けた友人は、弁護士のスティーブ・ニールセンさん。デールさんにどれくらいの規模の基金なのかを確認すると、なんと、約300万ドル、スティーブさんは腰を抜かしそうになるくらい驚いたそうです。300万ドルって、日本円で約3億2500万円!大きな団体が持つ奨学金の資金にも負けるとも劣らず、否、充分すぎる資金です。大工歴67年とのことなので、毎年450万円くらいを貯金し続けた計算になりますね。
地元の若者への支援に
デールさんは2005年に亡くなりました。それ以降、デールさんの基金は地元の子ども達に返済不要の奨学金として役立てられています。
We are「デールズ・キッズ」!
デールさんの基金から奨学金を受給し、大学を卒業した若者は、現在33名に上るそうです。卒業生の多くはなりたかった職業に就き、医者・教師・セラピストなどとして活躍しているとのことです。
彼らは自分たちのことを「デールズ・キッズ」と呼び、時々集まってデールさんを称えたり、近況を報告し合ったりしています。
「ペイ・フォワード」の実現へ
ある人から親切を受けたら、その人に恩返しするのではなく他の誰かに手を差し伸べる。皆がそうすることで、どんどん善意が広がっていく。
「ペイ・フォワード」と聞けば、2000年に公開されヒットした映画「ペイ・フォワード 可能の王国」を思い浮かべる人がいるかもしれません。この奨学金のシステムが、まさにペイ・フォワード!と全米で注目されているんだそうです。
というのも、デールさんは、奨学金を受ける条件をひとつだけ出していました。それは、将来デールさんの遺志を継いで、教育支援の輪をつなげる人になること。「デールズ・キッズ」たちはきっと、デールさんのように、将来を担う子どもたちに手を差し伸べる大人になることでしょう。
以上、大工歴67年の男性の遺産が子どもの奨学金に!倹約して貯めた3億円で夢を応援、という内容でした。
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