大阪府立大学と大阪市立大学を運営する「公立大学法人大阪」より、両大学の統合でできる新しい大学の名称が決まったと、2020年6月26日に発表がありました。大学の統合はかねてから話題になっており、当サイトでも取り上げました。
本日は合併後の大学名決定について、チェックしておきます。
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新大学の名前は「大阪公立大学」！
新しい学校ができると聞くと、興味がわいてきます。名称が決められた経緯などについて、まとめてみました。
経緯
2020年4月から新大学名称検討委員会が2回開催され、最終的に3つの案が残りました。
「大阪公立大学」
「公立大学大阪」
「大阪総合大学」
そして6月26日に、大阪府知事・大阪市長・公立大学法人大阪理事長の3者で議論し、最終的に「大阪公立大学」に決定したそうです。
選んだ理由については、
・これまでの歴史とブランドにふさわしい。多くの人の納得が得られる
・大阪の地名が語頭に付き、府と市が設立した公立大学であることが明示される
と述べています。
英語表記
英語表記についても発表があり、「University of Osaka」に決まりました。
すると、早くも発表があった26日当日に、国立大学法人大阪大学の総長から「双方で意見交換がされないまま決定したのは残念」というメッセージが出されました。
どういうことかというと、大阪大学の英語表記は「OSAKA UNIVERSITY」なので、違うといえば違うんですが、似ていてまぎらわしい。そして、「University of Osaka」という表記は、すでに海外などで大阪大学の名称として一般的に使用されており、認知されている。混乱を招くのは必至で、どちらの大学にとっても大きな障害になる、というのです。
阪大側は6月29日にも、「University of Osaka」が大阪大学の名称として使用されている実態について公式サイトに掲載し、大阪公立大学へ再考を強く求めています。
今のところ、大阪公立大学側には、変更するつもりはないようです。
英語表記については、大学が爆破予告されるという物騒な騒ぎまで起こり、より注目を集めてしまいました。
統合後はこうなる！
市立大学と府立大学が融合して新しくなる大学。どう生まれ変わるのでしょうか。
開学
令和2年10月に文部科学省に申請し、令和3年8月頃認可される予定です。
令和4年4月に新しい公立大学として、「大阪公立大学」が開学します。
学域・学部
新しい大学では、今ある同種の分野を集約し、以下の1学域11学部が設置されます。
・現代システム科学域
・文学部
・法学部
・経済学部
・商学部
・理学部
・工学部
・農学部
・獣医学部
・医学部
・看護学部
・生活科学部
また、大学院には、15の研究科が設置されます。
学生数
学部の入学定員は2900名で、全体で1万6千人程度になる予定です。これにより、東京都立大学の約6800人を抜いて、日本最大の公立大学となります。国公立大学の中でも、大阪大学、東京大学に次ぐ3番目の規模の大学になります。
新キャンパス
令和7年度には大阪城の東側、森之宮の市有地にメインキャンパスが新設される予定です。ここでは主に、1回生・2回生の基幹教育を行なう場所になるようです。
まとめ
歴史ある大阪の2大学を合併して誕生する「大阪公立大学」、具体的な情報が次第に明らかになってきましたね！ますますの発展を期待したいところです。
www.sankei.com以上、大阪の新大学の名称「大阪公立大学」に決定！大阪府立大と大阪市立大の統合で、という内容でした。
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