大阪医科大学と大阪薬科大学(ともに大阪府高槻市)は大学統合し、2021年4月に「大阪医科薬科大学」(仮称)として新しくスタートすることが2019年6月に発表されました。両大学は、以前から大学を統合することを視野に入れて動いており、すでに2016年に法人合併をしています。
大阪医科大学といえば、先日当サイトで「建学の精神」入試のニュースを取り上げたばかり。将来を見据えた事業の連発に、目が離せません!
大阪医科薬科大学:プレスリリース(PDF)
https://www.omp.ac.jp/vqh17r00000025na-att/vqh17r00000026x4.pdf
*教育費のつなぎ融資に最適な低金利カードローン ▼60日間無利息のカードローンはここだけ! ・レイク ▼30日無利息の大手カードローン ▼三井住友銀行ユーザーなら |
ふたつの大学
統合する大学はそれぞれどんな学校か、簡単にまとめてみました。どちらも大阪府高槻市にあり、最寄駅は阪急・JRとも、隣の駅なので、お互い行き来するのもたやすい立地にありますね。
大阪医科大学
①学 部:医学部・看護学部
②学生数:約1000人
③行き方:阪急高槻市駅・JR高槻駅から徒歩
④創 立:1927年大阪高等医学専門学校として発足
⑤キャッチコピー:真の医療人を目指す。
大阪薬科大学
①学 部:薬学部
②学生数:約1900人
③行き方:阪急富田駅・JR摂津富田駅から高槻市営バスで約15分
④創 立:1904年大阪道修薬学校として発足
⑤キャッチコピー:これからの医療をリードする薬剤師へ。
統合について
どのように統合されるのか、まとめてみました。
統合の時期
大学が統合し、大阪医科薬科大学が開学するのは、2021年4月の予定です。
統合後の姿
大阪医科大学の「医学部」と「看護学部」、大阪薬科大学の「薬学部」がひとつの大学の中に存在することになり、医療系の3学部が揃う、総合大学になります。
統合の背景
近い将来、18歳人口は急激に少なくなることが分かっています。しかも、高齢者の割合はどんどん増えていきます。医者・看護師・薬剤師はますます必要とされるのに、若者の世代が少ないと、優秀な学生を集め、医療者に育てるのは大変なことです。
法人の合併は、質の良い医療教育を永続的に安定して提供することができるように、2016年4月におこなわれました。合併によって、医学・薬学・看護学の連携がたやすくなり、特色のある大学づくりにつながっています。
両大学では法人合併してから、教育・研究・社会貢献・学生支援・管理運営など、色々な場面で連携を深めており、大学の統合に向けて準備が整ってきました。すでに合同で講義を受けたり、グループディスカッション形式で問題を解決するなど、基礎的な能力を身に付けているんだそうです。これからは3学部が同じ大学にあることで、連携教育がより活発になることでしょう。
統合の目的
統合する目的として、次の4つが挙げられています。
①次世代を担う良質の医療人の育成
②医薬看が連携する先進的医療体制の構築・提供
③特色ある学際的教育・研究と新たなチーム医療教育の推進
④専門職連携教育の強化と実践力の涵養(かんよう)
涵養(かんよう)って、難しい言葉ですね。水が大地にしみ込むように、ゆっくりと養成する、という意味だそうです。つまり、3つの学問の連携の中で勉強することで、視野を広くして物事を見ることが自然に身に付き、実践力になる、ということでしょうか。
統合の方法
統合は、以下のようにおこなわれます。
①来春をめどに、文部科学省へ大阪医科大学に薬学部の設置認可申請をします。
②文部科学省から薬学部の設置認可が出たら、大学の名称を「大阪医科薬科大学」(仮称)へ変更する手続きをします。
③新設の薬学部は、現大阪薬科大学の教育課程・学費・各制度・キャンパスなど、すべてを継承する予定です。
まとめ
少子高齢化は、いろんなことに影響を与えます。大学の生き残りをかけた対策も大事ですし、今後は医者などの必要な人員の教育・確保も待ったなしになりそう。関西地区では大阪府立大学と大阪市立大学の合併も決定しており、大学再編の流れもまだまだ出てくるかもしれませんね。
以上、大阪医科大学と大阪薬科大学が2021年に統合!大阪医科薬科大学として始動します、という内容でした。
*教育費のつなぎ融資に最適な低金利カードローン ▼60日間無利息のカードローンはここだけ! ・レイク ▼30日無利息の大手カードローン ▼三井住友銀行ユーザーなら |
参考リンク: