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教育ローン&我が子の教育

教育ローンにまつわる奮闘と教育費情報について書いていきます

奨学金に新しく導入された「所得連動返還型奨学金制度(所得連動返還方式)」とは?

奨学金 大学

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現在、新設された給付型奨学金への注目が高まっていますが、「奨学金で他に変更になった点はないかな?」と調べてみましたら……ありました!2017年度(平成29年度)より、第一種奨学金に新しい返還方法が追加されたようです。

第一種奨学金の返還方法に、新しい所得連動返還型奨学金制度(所得連動返還方式)が加わりました

新しく設定された返還方法の名前は「所得連動返還方式」と言います。

上のタイトルで「新しい所得連動返還型」となっているのは、平成24年4月に設定された従来型の「所得連動返還方式」というのがあるためで、非常にややこしいのですが、ここでは今年度より利用できるようになった新しい制度を説明しますね。

「所得連動返還方式」の概要

奨学金は貸与が終了したあと(つまり大学や専門学校などを卒業したあと)返還が開始されます。一般的な返還方法は「定額返還方式」といって、毎月一定額を返還していく、というものになります。

今回新設された「所得連動返還方式」は返還額を課税対象所得額から決定するもので、毎年返還額の見直しが行われます。つまり所得が上がれば返還額も上がり、所得が下がった際には返還額を押さえることが可能になります。反面、返還額が一定ではないので、返還期間は流動的になります。

利用できるのは平成29年度以降に第一種奨学金で採用になった、高等専門学校、大学、短期大学、専修学校専門課程、大学院の学生。申し込み時に選択します。また貸与中(返還が開始する前)なら、「所得連動返還方式」を「定額返還方式」へ変更も、「定額返還方式」を「所得連動返還方式」へ変更もどちらでも可能です。

ただし、返還が開始されたあとは、「定額返還方式」を「所得連動返還方式」へ変更のみ可能です。「所得連動返還方式」を「定額返還方式」にはできません。いったん「所得連動返還方式」で返還を開始したあとは、変更不可です。

返還額はどうやってきまる?

「所得連動返還方式」の返還額は次のように決まります。
まず返還1年目は、定額返済の場合の半額か、毎月2000円の返還か、いずれかを選択します。
2年目以降は課税対象所得の9%が年間返還額になり、その金額を12で割った金額が、毎月の返還額になります。その金額が2000円未満の場合は、毎月の返還額は2000円に設定されます。

毎年の見直しは9月に行われ、10月より新しい返還額が反映されます。

「所得連動返還方式」についての詳細は、日本学生支援機構のHPをご覧ください。

新たな所得連動返還型奨学金制度(所得連動返還方式)について - JASSO


JASSO「奨学金貸与・返還シミュレーション」にも「所得連動返還シミュレーション」ボタンが追加されています

新しい返還方法の追加に伴い、日本学生支援機構(JASSO)の返還シミュレーションで、「所得連動返還シミュレーション」が利用できるようになっています。興味のある人、試算してみたい人は、一度使ってみてください。

奨学金貸与・返還シミュレーション-JASSO

 

以上、奨学金に新しく導入された「所得連動返還型奨学金制度(所得連動返還方式)」についての内容でした。

 

参考リンク:

 今年度より選考実施される給付型奨学金の申し込み方法はこちらに書いています。

kyouikuloans.hatenablog.com