5月~6月は来年度に向けての奨学金の予約採用の申し込みシーズンですが、その時期に合わせて、進学費用や教育費に掛かるお金の計画を始めている人、多いと思います。教育ローンの先頭に立つのは、日本政策金融公庫が国民生活事業として行っている教育一般貸付、通称「国の教育ローン」ですね。
今日は国の教育ローンの借入申込書をご紹介します。ローンの申込書って、何を書かされるのか、ドキドキするものですよね!あらかじめどのような内容を記入するのか知っておくことで、申込条件など、より良く理解できるところもあります。また審査通過にはどのようなポイントが重要かも見ていきましょう。
- 国の教育ローンはインターネット申し込みが主流ですが……
- 借入申込書そのものは1枚書けばOKです
- 申込人は、父母以外でも大丈夫。祖父母も申し込めます
- 申し込み金額には今後1年に必要な教育資金を記入
- 「家族の状況」欄には、生計が同じ人を書く
- 勤務状況欄には、勤務先や勤務形態の情報を記載
- その他のローンなど、借入状況を詳しく申告!
- まとめ
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国の教育ローンはインターネット申し込みが主流ですが……
国の教育ローンは、日本政策金融公庫のホームページから、インターネット経由で申し込みができます。今日取り上げるのは、インタ―ネット申し込みでなく、手書きで書類を書いて申し込む際の「借入申込書」について、です。
ただし、インターネットで手続きする際も、入力が必要な内容は同じです。借入申込書をチェックすることで、申込みの際に必要な情報が分かります。ぜひ参考にしてください。
ちなみに、インターネットではなく、借入申込書で申し込みをしたい場合は、教育ローンコールセンターか、日本政策金融公庫の最寄の支店窓口に連絡して、郵送で送ってもらってください。
教育ローンコールセンター : 0570-008656
※IP電話など、つながらない場合はこちらへ ⇒ 03(5321)8656
借入申込書そのものは1枚書けばOKです
国の教育ローンの借入申込書は複写式になっています。申し込む場合は1枚目をもれなく記入します。
【参考】連帯保証人を立てて利用する場合は、1枚目の裏側にある「予定連帯保証人」という欄も記載します。また、機関保証を使う場合は、2枚目の「保証依頼書」を記入します。
申込人は、父母以外でも大丈夫。祖父母も申し込めます
では、上から順に借入申込書に記入する内容を見ていきましょう。
申込人の記入
まず、一番に借り入れを申し込む人を記入します。国の教育ローンを利用できるのは、教育費が必要な子供から見て「6親等内の血族、配偶者および3親等内の姻族」とホームページで説明されています。なかなか分かりにくいですが、例えば本人から見ておじいさん、おばあさんは2親等になります(両親が1親等で、もう1世代上なので2親等)。また、兄弟・姉妹も2親等になります。本人から見ておじさん、おばさんは3親等となり、姻族であっても対象となります。
申込人の欄を見ると、右側に「学生との続柄」を書く欄があり、祖父母やおじ・おばなども選択マークがあります。つまり、申し込みができる、ということです。
住所は実際に住んでいるところを記入。単身赴任の場合は?
申込人の住所は、実際に住んでいるところを書いてください。例えば単身赴任をしている父親が申し込む際、住民票を家族が住む元々の家から移していない場合、元々の家の住所か、単身赴任先の住所か悩むところですね。日本政策金融公庫の案内では「実際に住んでいるところの住所」となっており、単身赴任先の住所を記載したほうが良いかと考えられます。
【注目】家族が単身赴任の場合は、子供が2人以内の場合の収入制限が引き上げられます!
申込者本人か配偶者が単身赴任で、子供が2人以内の場合、年収790万円/所得590万円(子供1人の場合)、年収890万円/所得680万円(子供2人の場合)の世帯年収/所得の上限額がどちらも年収990万円/所得770万円まで引き上げられます。家族の住所と単身赴任者の住所をそれぞれ証明する書類を提出すればOKです。
なお、年収制限を緩和する特定条件は7つあります。詳細はこちらにまとめていますのでご一読ください。
▼国の教育ローンには、母子家庭や父子家庭、子供が3人以上いる家庭への、金利優遇などの支援制度もあります
申し込み金額には今後1年に必要な教育資金を記入
申込人の欄が終わったら、次にいよいよ借り入れ希望額や希望日について記入します。
この申込書の後のほうで、進学予定(受験予定)か在学中の大学等を記入する欄があり、その学校で1年間にかかるおよその費用を記入する欄があります。この金額は、授業料や諸費用、その他生活費などの必要なお金を計算して、およその年間費用を記入します。
国の教育ローンは、向こう1年間に必要な費用を貸付する、としています。したがって申し込み内容の「申込金額」が、学校欄で記入した年間費用を超えないように注意します。その他、返済に当たっての希望(返済希望日など)を記入します。
進学(受験)予定・または在学中の大学名などを記入
入学資金として利用する場合は、第一志望の学校と第二志望の学校を書いておけば良いでしょう。もしもここに記載した学校以外に進学することになった場合、進学先が国の教育ローンの対象校であれば、融資可能です(ちなみに予備校でも利用可能です)。ただし融資額等が変更になる可能性がありますので、その旨を公庫に連絡して指示を仰ぐようにしてください。
「家族の状況」欄には、生計が同じ人を書く
次に家族の状況を記入する欄があります。ここには、家庭の中で同一生計(家計が一緒)の人を記入してください。
例えば兄弟が下宿や寮に入って別居している場合でも、生計が同じなら記入します。逆に、同居しているけど社会人として自立していて、家計も完全に別、という場合は記載しません。
もし書ききれない場合は、他の紙にまとめたものを添付すれば良いそうです。
勤務状況欄には、勤務先や勤務形態の情報を記載
「家族の状況」が記載できたら、いよいよ申込人の勤務状況について記入します。指示通りに記入していきましょう。
個人事業主で屋号が無く、個人名で創業・経営している場合は、勤務先欄に業種を記入します。また派遣社員の場合は派遣先の住所・電話番号を記入するようにしましょう(実際に働いている職場を書く)。最後に当てはまる職種をマークします。
職種欄を見ると、「年金・恩給受給者」という選択肢があるのが分かります。ネット掲示板で「国の教育ローンは年金受給者でも申し込めますか?」という書き込みを見たことがありますが、これをみると、年金受給者だからダメ、という訳でもなさそうです。ただし審査は信用情報などそのほかの情報も見ますから、必ず利用できる、という訳ではありません。
その他のローンなど、借入状況を詳しく申告!
最後に申込人の借入状況を詳しく記入します。自己申告だからといい加減なことを書いたら、個人信用情報を照会した時点でわかってしまうことなので、正直に記載してください。
記入するのは住宅ローンや自動車ローンなどその他のローンと、クレジットカードのキャッシングや銀行カードローンの借入、消費者金融の借入などです。事業資金やクレジットカードでのショッピング1回払いなどは記載しなくても大丈夫です。
末尾に簡単なアンケートがついていますが、申し込み内容はこれで終了です。
まとめ
つまり、借入申込書をみると、国の教育ローンは、申込人の住所と勤務状況、借り入れ状況に合わせ、世帯(家族)の状況に合わせて年収上限をチェックする、と言う内容であることが分かりますね。一般のローンを借り入れる場合と、さほど違うものではありません。
申し込んだあとの流れは?
借入申込書を記入したら、必要書類と一緒に公庫へ返送します。インタ―ネットで申し込んだ場合は、メールで必要書類について指示がありますので、揃えたら指定された公庫に送付します。必要書類送付後10日前後で審査が完了し、審査結果の通知が送られてきますよ!
国の教育ローンの借入申込書の記入方法については、詳しい資料を日本政策金融公庫のホームページで見ることができます。
以上「国の教育ローンの借入申込書には何を記入する?申込書からわかる条件や審査ポイント」という内容でした。
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参考リンク:
▼国の教育ローンの申し込み方法や審査通過にはコツがあります