教育ローン&お金の問題

教育ローンや奨学金、「お金を借りること」にまつわる我が家の奮闘について書いていきます【PR】

国の教育ローンの金利と奨学金の金利:どれを選ぶべき?教育ローンの金利を一覧で比較!


この記事でわかること

☑ 国の教育ローンや奨学金、銀行教育ローンの金利&利用条件

☑ 国の教育ローンや奨学金を借りた場合の返済シミュレーション

☑ 奨学金は「利息あり」と「利息なし」の2タイプがある

☑ 国の教育ローンと民間(銀行)教育ローンの違いとは?

☑ 学資ローンの落とし穴「保証制度」には注意!

この記事では、国の教育ローン・奨学金・その他ローンを利用して教育費を借りる時の金利を比較します。

国の教育ローン 金利 目次

*教育費のつなぎ融資に最適な低金利カードローン
▼銀行カードローンなら!
楽天銀行スーパーローン
▼30日無利息の大手カードローン
プロミス(WEB完結・郵送物一切なし)
アイフル(WEB完結・郵送物一切なし)
三井住友銀行ユーザーなら
SMBCモビット(申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります)

はじめに

Interest Rates

「教育資金をどこで借りる?」教育費負担に悩んだ際に、決め手になるのはやはり金利です!義務教育期間終了とともに、その後は教育費が増加の一途をたどります。手持ちの資金で足りない時は、誰しも低金利で、コストを掛けず、お得に教育ローンを利用したいと考えるでしょう。

金利では文句なしに公的ローンが優れています。保護者が借りる公的教育ローンは、日本政策金融公庫の融資制度・教育一般貸付(通称、国の教育ローン)です。民間銀行では太刀打ちできない低金利で利用できますが、一方で連帯保証人を用意する、もしくは保証料が必要など、利用に注意点もあります。

また低金利で借りられると言えば、日本学生支援機構の奨学金もあります。学生の約半数が利用していると言われる奨学金。こちらも国の教育ローン以上に低金利ですが、一般的な教育ローンとはシステムが違い、保護者ではなく、学生本人に貸与されます。利用の際は本人も十分理解してから申し込むようにしましょう。なお、2018年度から返還不要の給付型奨学金が新設されます。

このページでは、国の教育ローンと奨学金の金利について確認し、さらに一般教育ローン金利や、金利にまつわる注意点をチェックしましょう。

国の教育ローン金利&利用条件

ではまず、国の教育ローン(日本政策金融公庫教育一般貸付)の金利と貸付条件を確認しましょう。

〇株式会社日本政策金融公庫とは?

(株)日本政策金融公庫とは、政府が100%出資した、財務省所轄の政府系金融機関です。教育貸付は公庫取扱いの貸付制度なので、公的ローンと呼ばれます。

必要な時に1年中申し込めて、利用使途も幅広い設定です。大学進学だけでなく、さまざまな教育支援資金として使えます。受験料や受験に行くための交通費など、進学前の様々な費用にも利用できるほか、下宿代などの入学後の生活費にも対応できます。

なお、奨学金は返済者が学生たちですが、国の教育ローンは保護者となります。

★ 国の教育ローン申し込みについて詳細を知りたい人は合わせてお読みください。

kyouikuloans.hatenablog.com

金利はどのくらい?利息はいつから?利用条件を確認

国の教育ローンの現在の金利はこちらです。

国の教育ローン貸し付け金利

(2023年11月)

2.25%

(年利・固定金利)

★母子家庭・父子家庭・

世帯年収200万円(所得122万円)以内

の場合 ⇒

1.85%

(年利・

固定金利)

国の教育ローン金利の特長は、全て固定金利(固定利率)という点です。金利は毎年5月と11月に見直しされますが、すでに借り入れている分には変動はありません。つまり、借入時の金利がずっと適応されます。

したがって、低金利で借り入れたら、ずっとお得になる、ということ。反面、当然ですが返済途中で大幅に低金利になったとしても、金利変更はされません。

国の教育ローンは金利は2021年5月に1.66%、11月に1.65%など下落傾向が続いてきましたが、2023年より上昇に転じたように見られます

なお、母子家庭や父子家庭、世帯年収200万円(所得122万円)以内の場合など優遇措置があります。一般金利よりさらに低金利の1.85%で借入れ可能です。

〇いつから利息がかかる?

利息は借入日の金利が適応となり、借入日から計算が開始されます。

固定金利なので返済額の変動はありません。したがって、事前にシュミレーションするとそのままの金額が適応になります。したがって、計画的に利用・返済することが可能です。

〇国の教育ローン利用条件

教育一般貸付(国の教育ローン)

金利

(2023年11月)

2.25%

※母子家庭、父子家庭、世帯年収200万円(所得122万円)以内の方または扶養している子どもが3人以上の世帯かつ世帯年収500万円(所得346万円)以内の方は年1.85%(固定金利・保証料別)

融資限度額

(子供1人につき)

350万円/海外留学資金等の場合は450万円

融資実行(融資金振込)までの時間

審査10日前後、融資20日前後(混み具合いによる)

申込時期

1年中いつでも利用可能。進学者の入学金に使う場合は早めに申し込んでおくとよい。年度途中で学費・授業料としての申込みももちろん可能。

保証

連帯保証人または保証料の支払いから選択

返済期間

最長18年で、好きな期間で設定可能

使える教育機関

●大学・大学院・短期大学
●専修学校・各種学校・予備校・デザイン学校など
●高等学校・高等専門学校 ・特別支援学校の高等部
●外国の高等学校・高等専門学校・短期大学・大学・大学院
●職業能力開発校などの教育施設

申し込み方法

ホームページの申込フォームまたは最寄りの支店窓口に借入れ申込書を請求し、郵送/資料請求は電話でも可

なお、国の教育ローンの利用には、世帯所得制限(世帯収入の上限)が決まっています。詳しくはこちらをご覧ください。

kyouikuloans.hatenablog.com

要チェック!追加融資したときの利息額

国の教育ローンの限度額は借入申込人あたり、ではなく、子どもひとり毎に決まっており、一人350万円まで融資可能です。子供が2人いれば、申込者はそれぞれの子につき、350万円まで利用できます。

しかし、1回の申し込みでは、今後1年間に必要な学費・教育費用が融資対象になります。いきなり満額(350万円)を申し込み&審査通過、というケースはあまりないと考えられます。また、すぐに必要のないお金まで申し込むのは、利息が掛かってもったいないです。

したがって、入学時には当面1年間くらいに必要な分を申し込み、その後在学途中に再度資金不足に陥った時は、限度額(利用できる残高)の範囲内で追加融資を申し込む人が多いです。

国の教育ローンは、申し込み1回毎に、1口のローンとして取り扱います。同じ人が同じ子どものために限度額内で申し込んだローンでも、再度借入申込書を出し、もう一度初めから申し込み手続きが必要です。(つまり、1回毎に審査が必要です。)

したがって、追加融資分のローン金利は、ローン契約した月の金利が適応になります。(国の教育ローンは金融情勢・市場金利を反映し、半年に1回5月と11月に金利見直しを行っています。)

【参考】消費者金融や銀行カードローンでは、契約時の金利がずっと適応され、限度額内で自由に出し入れできます。また、毎月の返済額を一定額に抑えることができます(借入合計額により多少の増減はあり)。

国の教育ローンは「限度額350万円」と表示されていますが、仕組みそのものが違います。申込み1回毎に、別口のローンになることを知っておきましょう。

月々の返済額を押さえるには、追加分を返済期間を伸ばして長期返済にするなどし、返済シュミレーションして、確認してください。

追加融資の問い合わせや申請案内は、教育ローンコールセンターまたは初回融資取扱い店にご連絡ください。

★追加融資の返済例や、毎月の返済総額については、こちらで詳しく解説しています。

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国の教育ローンの返済方法:利息シミュレーション

国の教育ローンは元利均等返済という返済方法です。これは元金と利息を合わせた返済期間中の毎月の返済額が、一定金額になるように設定された返済方法です。日本政策金融公庫には返済シミュレーションがありますので、具体的に計算しながら見ていきましょう。

▼100万円を10年間返済にした場合

(金利2.25%で計算)

毎月の返済額

9,400円

返済総額

1,116,600円

※別途保証料は30,795円

実際には初回返済日(借入日の翌月末か翌々月末)が日数の関係で少々多めになり、2回目から最終返済までは定額返済となります。

返済には、在学中は元金据え置きという方法もあります。これはなにかとお金が必要な在学中は利息返済のみにしておき、元金部分の返済は卒業後に開始するという返済方法です。在学中の返済を抑えられる効果がありますが、返済総額は少々高くなります。

▼100万円を10年間返済にした場合(元金据置4年で計算)

(金利2.25%で計算

在学中の返済額

(4年間)

1,900円

卒業後の返済額

(6年間)

14,900円

返済総額

1,160,000円

※別途保証料は43,113円

元金据え置きにした場合も、もちろん元金据置期間も返済期間としてカウントされます。したがって、卒業後に返済額が急増します。卒業後の返済額を押さえるためには、あらかじめ返済期間を長め(最長18年)に設定するなど工夫してください。

返済にはボーナス月に年2回増額する方法もあります。

返済についての詳しい説明はこちらに書いています。一括返済や増額返済も可能です。合わせてお読みください。

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手数料など利息以外で必要なお金はある?

融資申し込み~借入時には、申し込み料など、特別な手数料は発生しません。

返済途中で一括返済や一部繰り上げ返済をする場合も、手数料は不要です。ただし、一括・繰上返済分のお金を送金する振り込み手数料のみ、自己負担してください、とのことです。

〇利息・手数料以外で費用が発生するのは…

国の教育ローンの借り入れは、利用の際に、連帯保証人を設定するか、所定の保証機関に保証料を支払い、保証を付けてもらう必要があります。

連帯保証人を頼める人がいれば保証料は不要ですが、頼む人がいない場合や頼みたくない場合は。保証料を支払って機関保証を利用する必要があります。保証料の支払いは、融資の際に、借入金から天引きされます。

連帯保証人は主債務者と全く同じ返済の義務を負います。したがって、よほどの間柄でないと頼みにくいものです。また、頼めるのは主債務者と別世帯・別生計の者です。例えば学生の父が借り入れし、同居の配偶者(つまり学生の母)が連帯保証人になのは不可です。

保証料は利息や手数料とは異なりますが、思った以上の額になるため、注意が必要です。例えば上の例で、100万円を10年返済(2.25%/ 年)では、保証料は30,795円になります。保証料については下の方で詳しく説明していますので、このままお読みください。

奨学金金利&返済の仕組み

次に、いまや学生の半数が利用している奨学金の金利情報をまとめましょう。

※ここで取り上げる奨学金とは、独立行政法人日本学生支援機構奨学金制度について、です。大学独自の奨学金や、交通遺児家庭を対象にした交通遺児育英会、JT国内大学奨学金などの企業奨学金など、日本公庫以外の奨学金については、それぞれの情報をご参考になさってください。

奨学金は利息あり・利息なしの2種類から選ぶ

日本学生支援機構の奨学金は「第一種」「第二種」という2種類があります。

最も大きな違いは、利息が発生するかどうかです。第一種は無利息、第二種は利息あり(有利子奨学金)の貸与です。無利子とはいえ、第一種も返済義務があります。

2018年度(平成30年度)より新設される給付型奨学金については、こちらを参考にしてください。

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また、奨学金を申請した家庭で、国の教育ローンの審査に落ちた家庭の学生・生徒のみが使える、入学時特別増額奨学金という別枠の奨学金があります。これは毎月の貸与とは別枠で利用できる、入学時に1度だけ貸与される奨学金です。増額奨学金は、第一種採用者でも利息が発生しますので、ご注意ください。 

つまりここで取り上げる金利とは、奨学金の第二種と、入学時特別増額奨学金に適応される金利となります。

:奨学金、いつどうやって申し込む?奨学金申請はいつする?

:ほとんどの希望者が高校在学中に申し込みます。高3の5~6月に予約採用が始まるので、情報に注意しておきます。

枠があれば同年の秋にも第二種の募集が行われるほか、入学後でも申込みできるケースがあります。また家計急変などの緊急時は、随時申請が可能です。 

第二種奨学金の金利はいつ決まる?金利の決定方法

奨学金貸与利率は、ほかの教育ローンとは異なった決定方法となっており、注意が必要です。

基本的にローンは、借り入れた日の金利が適応となります。しかし奨学金の返済利率(返還利率)は、貸与期間が終了した月の金利が適応となっています。したがって、これから奨学金を借りる人や、現在借りている人が、現在の奨学金貸与金利(奨学金金利)を必死に調べても、実は参考程度にしかなりません。

というのも、国の教育ローンやその他ローンは申し込み後まとめて貸し付けされますが、奨学金は在学中何年にもわたって毎月貸与されるものだからです。

例えば第二種で毎月5万円貸与されたケースを見てみましょう。

▼4年制大学で毎月5万円貸与の場合

毎月の貸与額

50,000円

在学中4年間の

総額

年間60万円

4年間で240万円

在学中は無利子

↓↓↓↓

貸与が終わった月に、

その月の金利で240万円借りた、

という計算になり返還額が決定

↓↓↓↓

返済開始!

在学中に貸与を途中で中止した場合も返還を卒業後開始したい場合は、在学猶予願を提出すれば、在学中は無利子で残高を据置してくれます。

知っておきたいのは、入学時特別増額貸与奨学金金利適応についてです。特別増額奨学金は入学後一括貸与される奨学金なので、貸与された時点で貸与終了=つまり、金利が確定します。したがって、毎月の貸与分と最終的にかなり金利が違ってくる可能性もあります。 

奨学金利率の算定方式

さて、第二奨学金と入学時特別増額貸与を受けた場合にかかる利息ですが、実は貸与申し込み時に「奨学金利率の算定方法」を選択する必要があります。奨学金利息の算定方式決定は、貸与終了時ではなく、申込時、というのがポイント。終了時の金利動向を見て決定できないのが少々辛いところです。

利率算定方法は次の2種類です。

〇利率固定方式…貸与終了時に決定した返済利息が、返還終了まで適用。いわゆる固定金利。

〇利率見直し方式…貸与終了時に決定した利息を、その後5年ごとに見直し。いわゆる変動金利。

住宅ローンの固定金利・変動金利をイメージすると分かりやすいかと思います。

このいずれかを申し込み時に選択しますが、貸与が終了する年度の決められた期間までなら変更が可能です。貸与終了後~返還期間に入ってからは、固定利子⇔変動利子いずれも変更できません。

なお、利息見直し方式を選択した場合であっても、過剰な心配は不要です。というのも、金利は最高で3.0%までと上限設定されているからです。一般の教育ローン等と比較するとグッと低金利に抑えられていますので、ご安心ください。

ちなみに2023年3月貸与終了で利息見直し方式を選択していた場合、金利は0.3%でした。かなりの低金利ではありますが、上昇傾向には転じているようです。

★2017年4月より、第一種奨学金に新しい返還方式が導入されています。こちらでご確認ください。

kyouikuloans.hatenablog.com

奨学金の返済シミュレーション

では、実際に奨学金貸与終了者が行う、奨学金の返還(奨学金返済)がどんな金額になるかを具体的にシミュレーションしてみました。第二種で4年間、毎月5万円貸与の場合を見ていきましょう。

▼4年制大学で毎月5万円貸与された場合

奨学金の種類

第二種奨学金

学校の種類

大学(4年制)

貸与月額

50,000円

貸与総額

240万円

貸与終了時の金利

0.10%

(参考値:2016年3月貸与終了のケース)

返還期間

15年

返還開始日

卒業した年の

10月27日より開始

毎月返済額

★180回払い

13,440円

(最終回のみ13,473円)

●返済総額2,419,233 円

返済回数180回

ボーナス払い併用の場合

(月賦半年賦併用返還)

★180回+30回払い

毎月6,720 円

(最終回のみ6,690 円)

ボーナス月40,322 円

(最終回のみ40,361円)

●返済総額2,419,269 円

奨学金返済額や奨学金返済期間のボリューム、奨学金返済方法や返済終了についてイメージしていただけたでしょうか。ちなみに奨学金も、一括返還や一部繰り上げ返済が可能ですよ!

★もしも返還が難しくなったら……

若者が奨学金返還ができず、不良債務を抱えて自己破産など重篤な状況に陥るケースがあり、社会問題となっています。

毎月の返還金が遅れることは「延滞」とよび、奨学金利用分も個人信用情報センターに記録が残ります。また、半年以上の延滞には延滞金がかかります。「これは本来の奨学金じゃない、奨学金ローンだ!」と言っている奨学金批判論者でなくとも、若者が賢明に学んだ学費のせいで、ブラックになってしまうのは何とも納得しがたい気分です。

何らかの事情で返還しにくい時は、必ず日本学生支援機構に相談してください。一定期間返済免除(返還免除)や、返還期限猶予を設けるなど、利用可能な救済措置が色々と用意されています。

また奨学金以外にも借金を抱えるなど、経済状況が著しく悪い場合は、弁護士など専門家に相談するなどし、放置しないようにしてください。

国の教育ローンと奨学金の違いについてより詳しく知りたい方は、こちらに書いています。

kyouikuloans.hatenablog.com

銀行教育ローン金利情報

国の教育ローンや奨学金は、公的機関の運営です。一方で、銀行など民間の金融機関の大半が教育ローンを取り扱っています。

貸し付け・貸与条件から漏れて国の教育ローンや奨学金が利用できない場合、民間の教育ローンに頼ることになりますが、公的な貸し付けとはどんな点が違うのでしょうか。

民間金融機関の教育ローンと国の教育ローン、どこが違うの?

 初めに、一般の金融機関の教育ローンと、国の教育ローンや奨学金の違いを見ていきましょう。

〇金利が高い

国の教育ローン・奨学金と比較すると、銀行教育ローンは金利がかなり高いです。表示金利ではおおむね4%前後(2018年5月現在)。ただし各行ともキャンペーンにより、条件を満たすと金利が下がるケースが多いです。

〇返済期間が短い

国の教育ローン・奨学金とも、返済期間は最長15年までOK。しかし、銀行教育ローンはだいたい10年以内の貸付となっています(イオン銀行は15年以内でOK)。 

〇限度額は高めの場合もあるが…

都市銀行各行は、限度額はおおむね300万円。りそな銀行とイオン銀行は500万円まで借りられます。国の教育ローンは上限額350万円ですが、子どもひとりあたりの限度額なので、子供が複数いる場合は、総合的に多く借りられる可能性があります。

保証人は不要

★地方銀行にユニークな銀行教育ローンを探せ!

銀行の扱っている教育ローン・進学ローンに、近年カードローン型の教育ローンが登場しているようです。

例えば茨城県水戸市に本店を構える「常陽銀行教育ローン」。一括借入れの他に、「その都度タイプ」と呼ばれるカードローン型(限度額の範囲内で自由に出し入れできるローン)の教育ローンがあります。常陽銀行の営業範囲内に居住する人しか利用できませんが、今もっとも注目度の高い教育ローンのひとつです。

また熊本県の熊本銀行や岡山県の中国銀行でも教育カードローンを扱っています。

地方銀行では、都市銀行にはないタイプの新しい商品を見つけることが多々あります。居住地の地方銀行で使いやすい教育ローンがないか、探すのもおすすめですよ。

参考リンク:

kyouikuloans.hatenablog.com

一般銀行教育ローンの金利情報

では参考までに、国内主要銀行の教育ローン金利について比較してみましょう。 

▼主な銀行の教育ローン金利(2022年11月現在)

銀行名

金利

借入

期間

限度額

三菱UFJ銀行

3.975%

10年

500万円

みずほ銀行

3.475%(変動)

4,700%(固定)

10年

300万円

三井住友

銀行

3.475%(無担保型)

10年

300万円

りそな銀行

2.475~4.475%(証書貸付タイプ)

10年

500万円

イオン銀行

2.80~3.80%

15年

500万円

各行とも比較的近い設定となっていますが、入学シーズンにはたいてい金利引き下げキャンペーンを行っています。利用の際には、タイミングを見て上手に活用するのがおすすめです。

なお、時々「学生ローン」というローンを見かけることがあります。学生向けなら審査に通りやすいかも…と、学生本人がつい申し込んでしまうケースが後を絶ちませんが、基本的に「学生ローン」として募集されているローンは貸金業者のローンとなります。

いわゆる消費者ローンですので、ご本人が安易に手を出さないよう、保護者の方は注意してください。

支払うお金は金利だけじゃない…知っておくべき教育ローン比較ポイント

最後に、国の教育ローンと奨学金のどちらにも必要な、連帯保証人・保証金の話をまとめておきます。

国の教育ローンでは連帯保証人が、奨学金では連帯保証人と保証人の両方が必要です。

連帯保証人とは

債務(借金)関係で求められる保証人は、ほぼ「連帯保証人」という名称です。

一般の保証人は、

・借り主がどうしても返済できない場合のみ、代わりに弁済(返済)する

・保証人より先に、借り主に十分請求するように貸主に言える

・保証人が複数いる場合は、頭数で割った金額のみ保証すればOK

 というような責任・保証内容となっています。

しかし連帯保証人には、これらの権利がありません。連帯保証人が何人いようとも保証は全額となるほか、貸主が債務者を飛ばして連帯保証人に返済を求めてきても、違法とはなりません。 

つまりその債務に関して、債務者と同じだけの責任を負うのが連帯保証人です。

例えば借り主が自己破産等をして返済不能になった場合でも、債務自体は生きていますので、連帯保証人の返済義務は残ってしまいます。現在の法律では、連帯保証人が債務から逃れることはかなり難しくなっています。

このように、連帯保証人とは非常に重いポジションであるため、たとえ目的が教育費であったとしても、金額が100万円単位になることは珍しくありません。したがって、誰にでも気軽に頼める、という類のものではないでしょう。

また、国の教育ローンや奨学金の連帯保証人は、ローンを借りる保護者や学生とは別世帯・別生計の人から選ぶよう決められています。子どものために夫が国の教育ローンを借りて、妻が連帯保証人になる、ということは不可です。別居している両親や兄弟、親戚などに依頼するケースが多いようですが、実際のところ連帯保証人を見つけるのは難しくなっています。

〇連帯保証人を立てない場合は機関保証を利用

連帯保証人になってくれる人がいない、または親戚や知人に連帯保証人を背負わせたくない場合は、国の教育ローン・奨学金いずれの場合でも、保証機関に保証料を支払い、保証を付けてもらうことが可能です。

もともと保証人が見つけられない学生に貸し付け・貸与を可能にするシステムでしたが、利用はどんな人でも可能です。

国の教育ローンでは(公財)教育資金融資保証基金、奨学金では(公財)日本国際教育支援協会という保証機関を利用しています。

要注意!保証金ってどれだけ取られるの?

 そこで質問です。機関保証を利用する際の保証料、どのくらいになるか予測できますか?結構とられるのでビックリするケースがあります。

〇奨学金の場合 

一例として、上でシミュレーションした毎月5万円貸与の奨学金のケースで見てみましょう。 

▼4年制大学で毎月5万円貸与された場合の保証料

奨学金の種類

第二種奨学金

学校の種類

大学(4年制)

貸与月額

50,000円

月当たりの

保証料

▲2,109円

●総額101,232 円

毎月の振込額

47,891円

貸与総額

240万円

返還期間

15年

毎月5万円貸与を受けるのに、2,000円以上を保証料に取られると思うと、ちょっとびっくりしてしまいますね。保証料は利息ではありませんが、利用できると思っていた額から天引きされるので、損をしたような気がします。 

しかし、保証を付けてもらわないと、貸与は受けられません。240万円の学費を利用するための保証料と思い、納得しなくてはいけませんね。

〇国の教育ローンの場合

国の教育ローンの場合は、融資されるときに一括して保険料が天引きされます。保証金額は融資された額と返済期間から決定されます。 

▼100万円を10年間返済にした場合

申し込み金額

100万円

保証料

35,985 円

実際の融資額

964,015円

こちらも10年分の保証料なので、年間負担を考えれば致し方ないのかと思います。

返済方法と総支払額を申し込み時に必ずチェック!

教育費調達には、ローン金利だけでなく、ほかにどのようなコストがかかるかをチェックしておいてください。

機関保証を利用して国の教育ローンや奨学金を利用する際は、融資金や貸与金から保証料が差し引かれます。国の教育ローンは融資毎に一括払いになりますが、奨学金は毎月の貸与から継続して支払います。最終的にどの程度の保証料になるか、知っておくことは大切でしょう。

しかし国の教育ローンや奨学金は、保証料を支払ったとしても公的融資・貸与としての安心感があります。第一に検討すべき教育費調達方法といえます。仕組みについて正しく理解し、安心して学べる環境作りに役立ててください。

以上「国の教育ローンの金利と奨学金の金利:教育ローンの金利を比較一覧」という内容でした。

情報:教育費でやりくりが大変な時に使えるカードローン

▼安心の大手:プロミス

20240206223533

⇒【プロミス】公式サイトはこちらから

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

・お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
・高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

▼キャッシングといえば:アイフル

20240316113452

⇒【アイフル】公式サイトはこちらから

■商号:アイフル株式会社 ■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号 ■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率) ■遅延損害金:20.0%(実質年率) ■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査) ■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 ■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回) ■担保・連帯保証人:不要

▼銀行カードローンの安心感!楽天銀行スーパーローン

20240123115448

▼WEB完結なら電話連絡なし:SMBCモビット

*教育費のつなぎ融資に最適な低金利カードローン
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▼30日無利息の大手カードローン
プロミス(WEB完結・郵送物一切なし)
アイフル(WEB完結・郵送物一切なし)
三井住友銀行ユーザーなら
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参考リンク:

今年国の教育ローンを利用したいと思っている人は今から準備を始めてくださいね!

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