LINE 株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)と株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:坂井 辰史)が2018年11月に発表した、新銀行「LINE Bank(ラインバンク)」の発表は、大きな衝撃と期待を持って受け止められました。
このニュースを耳にして、「ラインバンク」で検索した人が、検索画面で「???」となるケースが相次いでいるようです。中には「LINE BANK(ラインバンク)は詐欺?」なんてタイトルも見えたりして、心中穏やかではいられませんよね……。
理由は「LINE Bank」と「LINE BANK」という、ふたつのワードにあります。
ほぼ同じに見えるこのキーワード、実はLINEが設立する銀行とは違う情報が混ざっているようです。
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LINEが設立予定の銀行名は「LINE Bank」
公式なニュースリリースによれば、LINE・みずほフィナンシャルが、両傘下のLINEFinancial株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:出澤 剛)および株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区、頭取:藤原 弘治)を通じて、共同出資で新銀行の設立準備会社を立ち上げ予定です。
その共同出資会社の正式名称は、「LINE Bank設立準備株式会社(予定)」。つまり、正式名称は「LINE Bank(ラインバンク)」となりそうです。
バンク、の部分が「Bank」と小文字表記が混ざっているのが、LINEが新規開業を目指す銀行の正しい名前です。
検索でよく出てくる「LINE BANK」ってなに?
LINEが作る銀行について調べようと検索すると、本来欲しい情報とはちょっと違う感じの検索リストが出てきて、戸惑っている人が少なくないようです。実は筆者もそのひとり。よく見ると、すべて大文字表記の「LINE BANK」とか、「LINEバンク」「ラインバンク」「LINEバンクファミリー」などの表記で情報が出回っており、かなり紛らわしい状態です。
気になってしかたないので、「LINE BANK」について、ちょこっと調べてみました。
松岡沙耶の「LINE BANK」とは、いったいなに?
★「佐藤みきひろ」「前川優太」という、情報商材周辺ではおなじみの名前が……
「LINE BANK」検索でかなり上がってくるのが、「松岡沙耶」という名前がくっついた「LINE BANK」の情報です。
この「LINE BANK」は、「所要時間わずか1分で、週給150万円が、誰でもできる簡単操作で手に入る!」といううたい文句で、「松岡沙耶」が開発したアプリ(実際には「LINEBANK公式LINE@」)でスキマ時間に大金が稼げる、と勧誘している、情報商材です。難しい手続きや設定はなしで利用開始できる、とあって、会員に申し込んでしまった人、いませんか?
少し検索して調べてみると、「登録したけど大損した」「体験ソフト・デモ版ではもうかったのに、有料版になったらまったく稼げない」「勝率8割は大嘘!」など、被害にあった人のコメントやレビュー、悪い評判などをたくさん見つけることができます。ザッと見た限り、端的にいって、詐欺まがいの悪徳情報商材と言えます。
大まかな流れとしては、申し込み後、まず自分のLINEから「LINEBANK」をお友達登録します。そして、その後送られてくるメッセージ(オファー)を受信し、表示される内容にしたがって、指定された無料アプリ(ダウンロード&インストールが指示されるようです)を操作し、お金を稼ごう!という方法のようです。サポートと称して、しつこくメルマガも送られてくるとか。
また、より稼ぐためのシステム、として、有料サイトを販売(俗にいう高額塾?)していて、お代としての請求料金は15万円とか22万円とか言われています。
「新しい銀行システムを無料配布」などと言っていますが、まったく銀行などではなく、言ってみれば「投資システム」に勧誘する手口です。むろん証券会社でもありません。
「LINE BANK」のビジネスモデルの正体は、どうも「バイナリーオプション」という為替金融商品の一種、とのこと。為替相場などが上がるか下がるかを予測する(「ハイ・ロー」)だけの簡単さから、手を出す人が後を絶ちません。難しい投資の知識は必要なく、ハイかローをクリック送信するだけ、というのですから……。実は国民生活センターからは「簡単な取引に見えるが、リスクが高く、短期間に繰り返し取引して損失額が大きくなるおそれがある」と警告が出されています。
海外業者とのバイナリーオプション取引にご注意ください!−無登録業者との契約は行わないで!!−(発表情報)_国民生活センター
サイト画像などから、対象になっているのは、「ハイローオーストラリア」というバイナリーオプションと突き止められているようです。
バイナリーオプションそのものが完全に詐欺、という訳ではありませんが、FXのプロの人でも勝つのは難しいと言われており、情報商材の広告で言われているようなメリットはまず考えられない、とのこと。甘い儲け話と思い、飛び付くのは危険です。ご注意ください。
もし詐欺被害に合っていたら……
実は海外のバイナリ―オプションを扱う無登録業者とインターネット経由で取引し、トラブルになるケースが2014年頃から急増している、とのことです。投資の知識がなくても簡単な操作で稼げる、と聞き、手を出す投資初心者や、高齢の方も少なくないとか。一時「億り人」などと言われて話題になった仮想通貨と違い、為替相場となると、受け入れやすいケースもあったのでしょうか。
そもそも、常識はずれの儲け話には裏があるかも、と疑い、ひとりで判断せず、周りの詳しい人などに相談・質問するなどして詐欺に合わない対策をしましょう。ぜひ冷静な視点を持つようにしてください。
被害にあった場合、業者に直接問い合わせの電話やメールをしても、なかなか解決しません。ただ、いきなり警察や、弁護士などの専門家に相談するのも敷居が高い、という人も少なくないでしょう。そんな場合は、まずは独立行政法人国民生活センターに相談するのはいかがでしょうか。
全国の消費生活センターでは、消費者ホットラインとして、局番なしの全国統一番号「188(いやや)」を設けています。日本全国の最寄りの消費者生活相談窓口につながります。
まとめ
2018年11月に発表された、国民的アプリLINEが設立を目指す「LINE Bank(ラインバンク)」は、決して詐欺でも怪しい銀行でもありません。2018年12月現在では、まだ準備会社さえ設立前なので、現時点で登録を促すようなサイトは、正式な「LINE Bank(ラインバンク)」のものではありません。サイトや内容をよく確認してください。
また、正式な「LINE Bank(ラインバンク)」は、ほぼ同名の「LINE BANK」という情報商材とは何の関係もありませんので、混乱して考えないようにしてくださいね!
▼当サイト「LINE Bank」記事はこちらです
当ブログでは「LINE Bank(ラインバンク)」の正しい情報や、個人向けローン(キャッシング)にまつわる情報など、新しい内容が分かり次第、引き続き取り上げる予定です。
以上、「LINE Bank」と「LINE BANK」は別物です!LINE Bank検索で「?」となった方へ、という内容でした。
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