かねてから学齢期の子供の自殺が9月1日に最も増加すると問題視され、昨年2017年にはNPO法人ストップいじめ!ナビが緊急メッセージ「学校へ行きたくないあなたへ、味方はココにいます」を発表しました。
当サイトでも昨年このメッセージを取り上げ、全文を紹介したほか、LINEなどで相談できる窓口の紹介を記事にまとめました。
そんな中、実は子供の自殺のピークは、直近の10年間では8月下旬にある、という衝撃的な調査結果が発表されました。本日はこのニュースを紹介します。
西日本新聞:子どもの自殺、ピークは夏休み後半 直近10年「9月1日」から変化
出典:Yahoo!ニュース
西日本新聞では、2018年8月15日付で、「2学期前の学齢期の自殺件数のピークは8月後半にある」という、自殺総合対策推進センター(東京)の調査結果を取り上げました。
▼西日本新聞の記事
▼調査に当たった自殺総合対策推進センター(東京)の調査公表について
直近10年のデータでは、自殺件数は8月下旬がピーク
2015年に内閣府が発表したデータより、9月1日に学齢期の自殺が最多になると公表されてから、夏休み明けに合わせた子供の支援が広がりを見せていましたが、今回公表されたデータからは、より早い時期からの支援やサポート、見守りの必要性が明らかになっています。
初めこのニュースを見たとき、筆者は「最近は9月を待たずに2学期を始める地域があるからでは?」と感じたのですが、
自殺総合対策推進センターが公表している「昭和48年度から平成27年度における、通学適齢期の自殺者数に関する分析」(PDF)では、地域によるばらつきや差異はありませんでした。
これは学齢期の自死のデータを年間を通して分析した結果、8月下旬がピークを迎えるということです。ただし、日にちごとのデータでは、中学生、高校生の自死件数は9月1日に急増するとの結果がでているので(小学生は11月30日が最も多い)やはり9月1日の見守りの目を鈍らせてはいけません。夏休み後半から9月にかけての継続的な支援の必要性が浮き彫りになっていると言えます。
あらためて、新学期がつらいお子さんへ。聞いてくれる人がいます
2018年の今年も、8月末にかけてさまざまな取り組みが出てくると思われますが、一足早く、現時点で利用可能なサービスを改めて記載しておきます。
▼24時間子供SOSダイヤル(24時間体制)
0120ー0ー78310
▼子ども110番(メール相談が可能です)
http://www.kodomo110.jp/
▼児童相談所全国共通ダイヤル
189(0570ー064ー000)
▼2017年のメッセージ
▼当サイトの昨年の記事です
以上、「子供の自殺、実は夏休み終わりの8月下旬がピーク。直近10年で変化~より早い支援やサポートを!」という内容でした。
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