あしなが育英会では、本年の西日本豪雨の被災遺児に、特別一時金の給付を決定しました。遺児ひとりにつき、一律で250万円支給されます。
▼西日本豪雨被災者への緊急対応のお知らせ：あしなが育英会
▼朝日新聞にも取り上げられています
あしなが育英会とは？
あしなが育英会とは、1976年に交通遺児を励ます会としてスタートした民間非営利団体です。現在は病気や自死（自殺）、災害などで親を亡くした子供や、親が重度障害で働けない家庭の子供、海外の遺児などを支援の対象とし、幅広い活動を行っています。
西日本豪雨被災者への支援内容
今回支援が決定した内容は、次の通りです。
西日本豪雨遺児への特別一時金の給付
2018年の西日本豪雨（平成30年7月豪雨）、または、豪雨に関連した原因で、保護者が死亡、または保護者が著しく障害（１～5級）を負ってしまった子供（0歳～24歳）に対して、一人一律250万円を給付します。
申込期限は当分の間、とし、特に締め切りは設けられていません。対象となる方は、速やかにあしなが育英会に申し出て手続きをおこなってください。
西日本豪雨被災者への奨学金制度の特例措置
2018年の西日本豪雨（平成30年7月豪雨）で被災した学生・生徒は、あしなが育英会の奨学金の利用対象となっています。さらに、次のような特例を設けます。
【特例内容】
→利用期限は設定しません。例えば、今回被災した中学生の子供が、数年後の大学進学時にも奨学金の利用対象になる、ということなどが可能と考えられます。
→提出書類を一部免除し、簡潔化されています。
→大学奨学生や大学院奨学生は、通常、採用試験が課されていますが、今回の特例措置では書類提出のみでOKとします。
あしなが育英会の奨学金は、貸与部分と給付部分に分かれており、返還対象になるのは貸与部分のみです。月額は次のようになっています。
▼あしなが育英会：西日本豪雨被災者への奨学金制度
高校奨学金 |
国公立 |
私立 |
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45,000円（うち20,000円は給付） |
50,000円（うち20,000円は給付） |
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大学奨学金 |
70,000円または80,000円（うち30,000円は給付） |
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専修・各種学校奨学金 |
70,000円（うち30,000円は給付） |
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大学院奨学金 |
120,000円（うち40,000円は給付） |
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なお、貸与部分は無利子となり、学校卒業後20年以内の返還が必要です。ただし、事情により返還が困難な時は、返済を先延ばしにすることが可能です。詳しくはお問い合わせください。
あしなが育英会奨学生を対象とした、西日本豪雨による住宅被害特別一時給付金
あしなが育英会の奨学生や保護者の住んでいた住宅が被災し、全壊・半壊・一部損壊の場合は、一時金が支給（給付：返還不要）されます。
全壊もしくは半壊：100万円
一部損壊：50万円
この一時金は申し込みに期限がありますのでご注意ください。
申請期限：2018年12月31日まで
あしなが育英会の問い合わせ先
今回の特例措置について、申込方法などの詳細を問い合わせたい場合は、こちらの電話が案内されています。
あしなが育英会：電話03-3221-0888
以上、西日本豪雨遺児へ特別一時金を給付：あしなが育英会が緊急対応、という内容でした。
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参考リンク：
