本日は、日本学生支援機構の奨学金予約採用のスケジュールについて、改めて確認しておきましょう。ここで紹介するのは、申し込み手続きの大きい流れです。手続きを進める方法は、学校によって多少異なりますので、詳細は必ず在籍校の指示に従ってくださいね。
- 予約採用は、在籍している高校を通じて申し込んでいますね！
- スカラネット入力は自宅パソコンからでもOK
- すべてを入力したら内容一覧を必ず確認しましょう
- 送信後表示される受付番号が重要です
- 採用されたかどうかわかるのは10月頃です
- 大学等に入学後、進学届をスカラネットで提出して、最終手続きが完了です
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予約採用は、在籍している高校を通じて申し込んでいますね！
たいていの高校ではすでに予約採用の申し込みを行っており、そろそろスカラネットを利用した申請手続きを完了した人もいるでしょうか？ちなみにスカラネットとは日本学生支援機構の奨学金を利用する際に、申し込みや貸与の管理に利用できるシステムのことです。
予約採用の手続きとしては、まず毎年4月～5月頃に各学校で行われる奨学金説明会に参加し、その後必要書類一式を学校より受け取ります。必要書類とスカラネットの下書き用紙を提出し、チェック後、下書き用紙の返却と一緒に、スカラネットに接続するためのIDやパスワードがもらえます。その後、下書き用紙にしたがって、各自でスカラネットから申請手続きを行います。
浪人生は卒業後2年までは在席していた高校で手続きを！
すでに卒業している浪人生などで、予約採用に申し込みたい場合は、卒業後2年までなら、卒業校で予約採用の申し込みができます。事務局など、奨学金の担当者に聞いてみてください。
大検利用者などは日本学生支援機構に直接申し込み
高等学校卒業程度認定試験（旧・大学入学資格検定）を利用して大学進学を目指している人の場合でも、もちろん予約採用で奨学金の申し込みができます。日本学生支援機構に直接申し込みになりますので、機構に問い合わせてみましょう。
スカラネット入力は自宅パソコンからでもOK
高校によっては、奨学金予約採用申込者を対象に、学校のパソコンルームなどを利用して、一斉に手続きを行うところもあるそうです。特に指定がない場合は、自宅のパソコンから手続きしても、もちろんOK。友達のパソコンを貸してもらう、という場合も、個別にIDやパスワードが設定されていますので、間違えないようにすればOKです。
すべてを入力したら内容一覧を必ず確認しましょう
スカラネットでの入力をすべて完了したら、最後に「奨学金申込情報一覧」というページが表示され、入力した内容が全て確認できます。ここでミスがないか、もう一度よく確認してください。間違いがなければ、送信ボタンを押しましょう。送信ボタンを押すと訂正できないので、しっかり確認してください！
送信後表示される受付番号が重要です
申し込み内容の送信が完了すると、受付番号が表示されます。受付番号は
このような、8ケタ＋3ケタ＋5ケタ、の番号になっています。
これをスカラネット下書き用紙の表紙に記入し、再度学校に提出します。受付番号が表示された画面は、念のために印刷しておくことをおすすめします。これで予約採用の手続きは終了です！
▼JASSO（日本学生支援機構）スカラネットの申請について詳細はこちら
採用されたかどうかわかるのは10月頃です
予約採用が完了したあとは、ひたすら結果を待つしかありません。採用されたかどうかがわかるのは、実は10月頃（それも筆者の経験では10月末頃？）。10月と言えば、専門学校や私立大学など、早いところでは合格者が出ているタイミング。筆者の上の子はAO入試で10月に合格をもらっていました。はっきりいって「奨学金、もう、どうなったんだろう！！！」とドキドキ・イライラしてしまいますが、これは待つしかありません。
【メモ】奨学金の申し込みが終了したあとは、奨学金以外の教育費調達方法をリサーチする時期です。JASSO以外でつかえる奨学金がないか、とか、国の教育ローンや銀行教育ローン、銀行カードローンについて調べておきましょう。夏休み頃は、まだ教育ローンを申し込む時期ではないですが、自分が使うことを想定しながら情報を集め、利用方法を確認しておくと、いざと言う時に慌てなくてすみます。
さて、奨学金が採用された場合は「採用候補者決定通知」というのが、高校を通じて交付されます。大切な書類が入っていますので、失くさないように入学まで保管しておきます。
もしも予約採用がもらえなかった場合、第二種奨学金なら、10月～11月頃に2度目の予約採用のチャンスがあります。再度申し込みを行うことは可能です。ただし、奨学金審査に落ちるのは、家計収入の多さが原因になっていることが多いもの。したがって再度申し込みを行っても、同じ結果になることが多々あります。
奨学金申込みのチャンスは、入学後にもあります（在学採用）。予約採用で第一種に落ちて第二種になってしまった場合、在学採用で再度第一種にチャレンジすることはできます。
大学等に入学後、進学届をスカラネットで提出して、最終手続きが完了です
希望していた大学等に進学したら、進学先でも奨学金の説明会が行われます。入学後まもなく行われますので、必ず出席し、入学後の手続きについて説明を受けてください。
具体的には、再度スカラネットを利用して、「進学届」を提出し、実際に進学した大学名などを届け出ます。この「進学届」を完了しないと、奨学金は貸与開始されません。予約採用のみで安心していたら、貸与が取り消しになりますので、注意してください。
なお、奨学金なしでも学費のめどがついた、とか、残念ながら浪人した場合、初め進学を予定していたけど就職したという場合など、奨学金を使わなくなった場合は、辞退するための手続きは不要です。進学届を提出しなければ、奨学金貸与は実行されませんので、そのままにしておいて大丈夫です。
なお、奨学金の貸与を受けている期間は毎年、教育費の収支や学習状況などを機構に報告する手続きが必要です。学校にもよりますが、筆者宅の場合は、12月頃に郵送で必要書類が送られてきて、届け出（入力）が1月末まで、という感じです。忘れずに行うようにしてくださいね。
以上「奨学金、予約採用のスケジュール解説。申し込みから採用候補者決定通知が来るまで」という内容でした。
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参考リンク：
スカラネット入力で最大の難関は「作文」でしょうか？家庭事情情報に悩む人はこちらをご一読ください。
