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教育ローン&我が子の教育

教育ローンにまつわる奮闘と教育費情報について書いていきます

教育資金融資保証基金とは?国の教育ローン保証会社の役割と団体信用生命保険について

国の教育ローン 日本政策金融公庫 保証人・機関保証 教育ローン

broken suicidal pig

日本政策金融公庫取扱いの教育一般貸付、通称「国の教育ローン」は、低金利の公的ローンということで、利用者も多く人気の高い教育ローンとなっています。

本日は国の教育ローンの機関保証について、知っておいていただきたいことをまとめてみます。

 

国の教育ローンの利用には連帯保証人が必要です

国の教育ローンを利用するには、連帯保証人を立てなくてはいけません。

連帯保証人とは、借り主と同等の債務返済の義務を負う重い役割です。債権者は元の債務者(借主)にも、連帯保証人にもどちらにも同等に債務(借金)を支払うように請求できます。また予定連帯保証人にも審査が行われ、審査結果によっては、借入内容を変更しなくてはいけない場合があります。

連帯保証人には進学者(在学者)の4親等以内の親戚から立てることが決められており、一般的には学生のおじ・おばがなることが多いです。

しかし、「いくら親族と言えども、連帯保証人という重責は追わせられない」とか、「保証人を依頼したが断られた」「保証人になってくれる人がいない」という場合に、保証機関に保証金を支払って、連帯保証人の代わりになってもらうことができます。これを「機関保証」と言います。

 

国の教育ローンの機関保証は公益財団法人「教育資金融資保証基金」が行います

国の教育ローンでは、教育資金融資保証基金という公益財団法人が機関保証を担っています。
公益財団法人「教育資金融資保証基金」は、国の教育ローン(旧称:国の進学ローン)の保証機関として、前身になる進学資金融資保証基金が設立されました。つまり、国の教育ローンの保証を専門とする保証機関となっています。

www.kyouiku-kikin.or.jp

 

保証金は融資時に借入金から一括支払い

連帯保証人の代わりに保証を付けてもらうためには、保証金の支払いが必要です。保証金の一例をあげておきましょう。

返済期間

保証料の総額

元金据置期間なし

2年間元金据置

4年間元金据置

5年

23,413 円

28,095 円

32,778 円

10年

46,413 円

55,695 円

64,978 円

15年

69,751 円

83,701 円

97,651 円

 

保証金は融資時に融資金から差し引かれます。つまり国の教育ローンを100万円借り入れ、据置期間なしで10年返済にする場合は、


1,000,000円-46,413 円=953,587円


これが融資として振り込まれる金額になります。

 

万一返済できなくなったら、保証機関はどんな働きをする?

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機関保証は保証料はかかりますが、親族内に連帯保証という重い役割を持ち込む必要もなく、また連帯保証人を頼める人がいない場合でも、国の教育ローンを利用できる助かるシステムです。日本政策金融公庫への返済が万一滞った場合は、借主に代わって、残金を弁済(支払い)してくれます。

しかし、注意してください。機関保証は単純に「保証をする」という役割のみ請け負います。借りた人が日本政策金融公庫に返済できなくなった場合、借主に代わって借金を立て替えてくれるだけです(これを専門用語で「代位弁済」と言います)。

保証機関は代位弁済をするのみで、借金が帳消しになるわけではありません。つまり借りた方から見れば、返済中のローンの債権が日本政策金融公庫から教育資金融資保証基金に移るだけで、代位弁済後、残金の一括返済を求められるのが一般的です。

 

【注意】機関保証には団体信用生命保険の機能はありません!

ここまでお読みいただいたらわかった人も多いでしょうが、つまり機関保証には住宅ローンなどのような団体信用生命保険(略称:団信)の機能はありません。

団体信用生命保険は、借主が死亡・高度障害になる、など万一の時に、本人に代わってローンの残高を支払ってくれる(つまり肩代わりしてくれる)保険サービスです。

よく勘違いをされる人がいますが、国の教育ローンの機関保証には団信の機能はありませんので、借りた保護者などに万一のことがあれば、配偶者や学生本人に名義変更して、返済を継続しなくてはいけません。

 

団体信用保険がついていないのは国の教育ローンのデメリット

国の教育ローンは審査が通りやすく、公的機関貸出で低金利のため、利用する人が多いですが、団体信用保険がつかないことは意外と知らない人も多いです。金利が低いゆえのデメリットともいえますので、利用の際はこういったことも良く知っておく必要があります。

 

万一に備えて団体信用保険を付帯したい場合は銀行などの教育ローンを検討してみる

Institute of Education

国の教育ローンと比較すると、一般銀行などの教育ローンは金利も3%を超えてきますので、利息分がだいぶかかるという印象になります。

しかし、銀行などの教育ローンは保証料が利息に含まれていて、別に支払う必要がないのが一般的です。また入学シーズンにはキャンペーンで金利がさがっているこが多いものです。

さらに近年、教育ローンにも団体信用生命保険を付けられるタイプえてきています(ただし団信をつけると審査のハードルが上がるケースがあります)。

国の教育ローンも一般の教育ローンも、双方メリット・デメリットがあるため、内容をよく吟味して利用するようにしてください。

 

以上「教育資金融資保証基金とは?国の教育ローン保証会社の役割と団体信用生命保険について」という内容でした。

 

参考リンク:
国の教育ローンの返済方法や、(あまり良い話ではありませんが)国の教育ローンを万一返済できなくなった場合の対処方法については、こちらで整理して説明しています。

 

kyouikuloans.hatenablog.com